コロナのせいで結婚式が延期になった話

ええ、タイトルの通りです。

今年入籍して、結婚式を今月末に予定していたわけです。

 

が、しかし!!!

この有り様ですわ。日本が大変なことになってる!みたいな。

それでも先月までは、当事者二人は決行する気でいました。私の両親も来てくれる人だけでやったらいい!延期するにしたっていつにするの?そのときの状況もわからないのに!と。ただ、そんなことは言っていても心にずっと引っかかるのなんの。

 

当日まで不安な日々を過ごして迎える式が本当にしあわせなのか。

高齢者も妊婦も子どもも来る。出席者一人一人には家族がいる。

式が終わったあとも感染した人が出ないか心配しなければならない。

新婦(私)も含め、医療従事者の出席者が何人かいる。

 

そして出てきた義両親からの「反対」の意見。何週間も考えて決断してくれたようです。最終的に私たちが「延期」という決断を出したとき、義母から「ごめんなさい」というメッセージをいただきました。「泣いて泣いて考えた末の延期した方がいいという決断だった。今でもこれが正解だったか分からない」と。そんなメッセージもらったら泣くに決まってるわ。ありがてぇよ、ありがてぇよ。

当事者である私も彼も毎日どんどん過熱化していくニュースを見て不安は増す一方になっていました。私の親も反対と言えずにいたんだと思います。義両親から「反対」と言われて「じゃあ、止めよう」「うん、そうしよう」とすんなり落ち着きました。正直、楽になれたというのも本音です。

 

よくよく考えれば、延期で間違いないと思うんです。こんな時期に結婚式するなんて何言ってんのバカじゃないの!?って思う人もたくさんTwitterやガルちゃんで見てきました(コロナ結婚式って言葉使う奴はホント暇だなとか、大切な人の結婚式に出たことないんだろうなって思う意見ばかりだった)でも当事者だからこそ、「決行」を決める人たちの気持ちも痛いほどわかるんです。決行、なんて言葉を使う時点で止めた方がいいのかも知れない。だけどさ、事情ってものもある。命より大切なものはない、それはそうです。それでも!!それでも!!!と思いました。あと、やること盛沢山なので、花嫁の頭はそれほどお花畑になれません。あれはごく一部のおめでたい人種の人たちです。むしろそれがすぐ近くいるなんてすごいです。拝み、肖りましょう。

 

そんな私も婦人科疾患を抱えている身なので、子どもが欲しいならば今すぐにでも飲んでいる薬を止めて動き出さなきゃいけません。そういや今回のことで不正出血したよ!私の体、意外と繊細なのな!というわけで、延期もできるだけ早い日程を希望して7月になりました。これもね、人によっては早すぎだよバカヤローって言われるかも知れません。でも、少なくとも今よりはいい状況になることを願うしかありません。

 

この問題でよく英断って言葉が使われるんですけど、私今回のことで

 英断って言葉が大嫌いになりましたなんだよ、英断って。こんな一般庶民がした決断を英断ってなんだよ。歴史上のヒーローが国と国との争いを防ぐために決断したとかそういうもっと大きなことに使ってほしいわ。なんかイマイチ英断ってピンとこないのよ。まぁ、私たちの決断に賛同してくれたって意味なのはわかります。でも正直、「大変だったね、私のことは気にしないでね。次も行くからね!」なんて言葉がとてもうれしかったです。

 

今回の延期に伴い、式場にはキャンセル料30%をお支払いしましたが、それを全額次の式の内金としてくれるそうです。よかったです。ですので、実費は招待状に絡んだお金だけでした。これから延期になった旨を書面でも送りますが、その分も式場が負担してくださるそうで、私たちは切手代の負担だけでよくなりました。良心的な式場でよかったです。

 

まぁ、どうして結婚式がしたいかというと成人式に行かなかったのが理由でもあります。100kgぐらいあった自分を恥じて行かなかったんですよねぇ。仲の良い友だちとの祝いの写真を撮れるなんて、もうあと結婚式ぐらいかな?なんて。自分がお世話にった人や大好きな人たちを集められるのなんて素敵だと捻くれた性格ながらも思うわけです。

 

早くコロナが終息して、穏やかな時間がきますように。

被害をなんかかんとか最小限におさえてほしい。がんばれ、日本。

コロナで悲しい目にあった方々には、これからたのしいことたくさんあるぞぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!って言いたいです。言えるような大人に私はなりたい。